はじめに
エアコンは1台しかないけれど、隣の部屋まで涼しく(あるいは暖かく)したい
――そんなときに活躍するのがサーキュレーターです。
サーキュレーターを上手に配置すれば、冷房の冷気をもう一つの部屋に送り込んだり、暖房の暖気を行き渡らせたりでき、2部屋を同時に快適に保つことが可能です。
本記事では、サーキュレーターを使って2部屋を効率よく冷やす・暖めるための おすすめの置き方とポイント を図解入りでわかりやすく解説します。
※「サーキュレーターと扇風機の違い」について知りたい方はサーキュレーターと扇風機の違いを徹底解説【空気力学と省エネの観点から】をどうぞ
※各画像はそれぞれの商品ページのリンク先へ進みます。
※サーキュレーターのテーマは【保存版】サーキュレーター完全ガイド|掃除・置き方・電気代・扇風機との違いまで徹底解説にまとめてあります。
サーキュレーターで2部屋を快適にできる理由
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サーキュレーターは直進性の強い風を送り、空気を循環させるのが得意
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冷房時は「冷気を行き渡らせる」、暖房時は「天井にたまった暖気を押し下げる」効果
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扉を開けて2部屋をつなげば、空気の流れをコントロールして広い空間を効率よく快適にできる
冷房時の使い方と置き方(2部屋)
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エアコン設置部屋 → もう一方の部屋に風を送る
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サーキュレーターを エアコンと反対方向 に置き、風を隣室へ送る
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ポイント:風が人に直接当たらないように斜め上向きに設定
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2部屋の温度差をなくす
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冷気が一部屋にこもらず、全体が均一に涼しくなる
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設定温度を下げすぎなくても快適 → 電気代節約に
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※もっと詳しいサーキュレーターのおすすめな使い方と電気代節約術の体験談レビューはこちら
暖房時の使い方と置き方(2部屋)
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暖気を循環させる
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暖房のある部屋では、サーキュレーターを 上向き にして天井付近の暖気をかき混ぜる
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隣の部屋に風を流すように設置 → 温度ムラを軽減
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足元の冷え対策
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部屋全体の空気が混ざることで、2部屋とも足元まで暖かさが届く
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ドア付近に設置するのも効果的
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2部屋をつなぐドアや入口にサーキュレーターを置き、風を送り合うと循環しやすい
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置き方のコツ
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部屋の入口付近に斜め向きで設置 → 空気の流れを自然に作れる
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人に風を当てない配置 → 不快感を防ぎつつ効率UP
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エアコンと逆方向に風を送る → 冷気・暖気を隣の部屋まで広げる
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高さを工夫する
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夏:床置きで低い位置から冷気を広げる
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冬:少し高めに置いて暖気を循環させる
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※実際に使ってみて「汚れたときどうする?」という方は『サーキュレーター掃除の仕方|分解できない&外れない時の簡単お手入れ法』こちらへ
冷房時の置き方(図解)
図:サーキュレーターをドア付近に置き、冷気を隣の部屋へ送るイメージ
エアコンのある部屋(左)から出た冷気を、サーキュレーターで隣の部屋(右)に循環させる配置。
これにより2部屋の温度差を解消し、冷房効率を高められる。
冷房時の置き方(図解)

図:サーキュレーターを上向きにして、暖気を隣の部屋へ送るイメージ
部屋(左)の天井付近にたまった暖気を、サーキュレーターで持ち上げて隣の部屋(右)へ循環。
足元まで暖かさが届きやすくなり、2部屋全体が快適に保たれる。
使用者の声
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「リビングの冷房を寝室まで送れるので、真夏でも寝室にエアコンを付けなくて済んでいます」
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「冬はリビングの暖房を廊下に流しておくと、冷え込みがかなりやわらぎました」
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「置き方を工夫するだけで、2部屋同時に快適になり、電気代が去年より安くなりました」
まとめ
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サーキュレーターは「冷房では冷気を隣室に送る」「暖房では暖気を循環させる」ことで2部屋を快適にできる
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置き方のポイントは「部屋の入口」「エアコンと逆方向」「風を人に直接当てない」こと
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正しく使えば、快適さだけでなく電気代節約にもつながる
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