はじめに
(画像はDCモーターです)
夏場の強い味方「扇風機」。
エアコンに比べて圧倒的に電気代が安い節約家電ですが、「1時間あたりどれくらい?」「24時間つけっぱなしにすると?」 と疑問を持つ人は多いはず。
さらに最近は ACモーター扇風機とDCモーター扇風機 があり、電気代だけでなく『寿命』にも違いがあります。
本記事では、扇風機の電気代を 1時間・24時間・1ヶ月 の視点で比較し、寿命の目安や長持ちさせるコツ まで解説します。
※各画像はそれぞれの商品ページのリンク先へ進みます。
※サーキュレーターのテーマは【保存版】サーキュレーター完全ガイド|掃除・置き方・電気代・扇風機との違いまで徹底解説にまとめてあります。
扇風機の電気代はどのくらい?
消費電力の目安
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ACモーター扇風機:30〜40W(0.03〜0.04kW)
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DCモーター扇風機:3〜20W(0.003〜0.02kW)
電気料金単価を 27円/kWh として計算します。
1時間あたり
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ACモーター:約0.8〜1.1円
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DCモーター:約0.1〜0.5円
24時間つけっぱなし
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ACモーター:約20〜26円
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DCモーター:約2.5〜13円
1ヶ月(30日・1日8時間)
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ACモーター:約190〜260円
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DCモーター:約24〜120円
👉 DCモーターはACに比べて 約1/5〜1/10の電気代。長期使用で大きな差が出ます。
ACモーターとDCモーターの違い
ACモーター扇風機
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価格が安い(3,000〜5,000円)
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電気代は高め(30〜40W消費)
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風量調整は3段階程度
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コスパ重視・短時間使用向け
DCモーター扇風機
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価格は高い(8,000〜20,000円)
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電気代は格安(3〜20W消費)
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静音性・細かい風量調整が可能
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長時間使用・節約志向・快適重視の人向け
AC/DC扇風機の電気代比較表
| 使用時間 | ACモーター(30〜40W) | DCモーター(3〜20W) |
|---|---|---|
| 1時間 | 約0.8〜1.1円 | 約0.1〜0.5円 |
| 24時間 | 約20〜26円 | 約2.5〜13円 |
| 1ヶ月(8時間×30日) | 約190〜260円 | 約24〜120円 |
👉 DCモーターは長時間運転に強く、節電効果が圧倒的です。
扇風機の寿命はどのくらい?
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一般的な寿命の目安は 5〜10年、平均で 約8年 といわれています。
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メーカーの「設計上の標準使用期間」も多くは 10年。
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AC/DCの差
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ACモーター:シンプルな構造で安定性あり
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DCモーター:電子制御部品が多いため条件次第で寿命に差が出る。ただしブラシレス型は長寿命傾向
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寿命が近いサイン
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羽根が回転しにくい/異音や振動が増える
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モーターが異常に熱くなる
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電源コードやプラグに劣化がある
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製造から10年近く経過
AC/DC扇風機の3年間トータルコスト比較
(条件:1日8時間 × 30日 × 夏の3ヶ月使用、電気代単価27円/kWh)
| 項目 | ACモーター扇風機 | DCモーター扇風機 |
|---|---|---|
| 本体価格 | 約4,000円 | 約12,000円 |
| 1シーズンの電気代 | 約675円 | 約210円 |
| 3年間の電気代 | 約2,025円 | 約630円 |
| 3年間の合計コスト | 約6,025円 | 約12,630円 |
| 寿命の目安 | 約5〜10年 | 約5〜10年(条件次第では10年以上も可) |
👉 短期ではACが有利、長期・快適性重視ならDCが有利。
扇風機の電気代を安くする方法
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エアコンと併用して設定温度を上げる
→ 冷房27〜28℃にして扇風機で送風すると大幅節約 -
風量を弱め+首振りで効率的に
→ 消費電力を抑えつつ涼しさ確保 -
就寝時はタイマー機能を活用
→ 一晩中運転を避ける -
定期的な掃除で効率維持
→ ホコリ詰まりで余計な電力消費を防ぐ -
長期使用するならDCモーターを検討
→ 静音+省エネで数年単位の節約に繋がる
まとめ
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扇風機の電気代は ACで1時間約1円、DCで0.1〜0.5円
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24時間つけっぱなしでも数十円〜数百円程度と安い
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寿命は約5〜10年、使い方やメンテ次第で変わる
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短期使用ならAC、長期+快適性重視ならDCがおすすめ
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正しく使えば「電気代の節約+快適な生活」の両方を実現可能











